コラム【人の噂も何とやら】

行政書士の前田智也です。

最近、肌寒くなりましたね。皆様もお体には気を付けて下さい。
季節の変わり目ということで、弊所HPも少しずつ改変の時期だと
感じております。
ところどころ、メンテナンスをしては皆様にご案内して参りますので
どこが変化していくのか、乞うご期待です。
実は、すでに少しだけ変化してるんですよ・・・・・・

さて、人の噂も七十五日という言葉がありますね。
意味はご説明する必要もないかと思います。
そんな噂話が好きな人に対して常に感じることがあります。
例えば、
「Aさんって実は、Bさんにこんなひどいことしたんだって」
と、噂話をしている人がいるとします。
その噂は瞬く間に、波のように次々と人に伝わっていきます。
そして、いつしかその噂は、周知の事実に変わっています。
噂を聞いた人は、ほぼ9割方、Aさんに対して、
「本当にBさんにそんなひどいことをしたの?」と聞くことはないと思います。
真相を確かめることはなく、噂が真実になっているのです。

はっきり言って、これっておかしいですよね。

例えば、裁判は、原告と被告の双方を突き合せて、第三者である裁判官がどちらの主張が
より真実に近いかを判断し、判決を下します。
不動産の登記の申請は、登記上不利益を被る登記義務者と
登記上利益を得る登記権利者の双方が申請に関わることで、
真実性を確保しています。(これを、共同申請主義といいます。)

当事者双方の意見を聞いて初めて、真実というものがわかるのです。
一方の意見だけを聞いて真実などわかるはずがありません。
噂なんてその程度のものだと言うことです。

我々は、法律家です。お互いの利害を調整する場面にも出くわします。
その時に、一方だけの意見を聞いて話を進めたら、もうこの仕事は成立しません。

だから、一方の当事者から生まれた噂話には耳を貸しません。
まあ、法律家だからという理由だけではありませんが。

皆様も噂話にはくれぐれもご注意下さい。

前田

コラム【同じ明日がくる約束・保証なんてない】

今日もがんばる事業者さんと
新規建設業許可に関して熱い打ち合わせです。
開業して以来ずっとお手伝いさせていただいていますから、
手引きは改正以外、見なくても頭に全身に許可の要件がしみ込んでいます^^

その会社さんに向かう前に仲間の行政書士から訃報が。

行政書士業務をほぼ同じ時期といっていいぐらいに開業し、
一緒に切磋琢磨して、試行錯誤してやってきたと言っていい仲間が突然亡くなったとあり。

未だ信じられない気持ちのまま、
いつも優しくて、おっちょこちょいの私を励ましてくれてた先生の笑顔ばかりが出てくる。

すれ違う時は、「今度また飲もうな、情報交換な。」ってお互い明日も明後日もどころか、
来年も再来年も当たり前にくると疑いもなく思っていて。

同じ明日がまた来るなんて本当に図々しい気持ちです。
今日も一日無事終わってありがとう、そして朝が迎えられたら今日も一日よろしく!と
いつからか感謝して一日を全力で過ごすようになってから、
先延ばしや、いつか、というのはなくなり、できることはすぐ行うこと大切にしてきました。

明日も講演が待っている生前整理普及協会の理事を務めさせていただくのも
そういった気持ちの一つです。
たくさん全国の指導員さんから、仲間から学びをいただいています。

彼は、どんなに無念だっただろうか。
悔いなく過ごしていたんだろうか。
無鉄砲なことをするときに相談できる人が一人いなくなってしまいました。

キチンとお別れをしようと想います。

 

 

コラム【台湾の美味しいお茶】

いつもご来社いただく台湾のクライアントさんから、
こんな素敵なお茶のプレゼントをいただきました(*^_^*)

これからの季節、あったかいお茶ってうれしいです♫

台湾ではゆっくりお茶をいただく文化がありますので、
私も見習いたいと思います。

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お知らせ【行政書士法人シグマ:代表行政書士阪本先生】

今日は仲間の行政書士のご紹介です。

行政書士法人シグマの代表行政書士、阪本です。
 突然の登場で失礼致しました。
神奈川県の川崎と東京都の銀座で行政書士事務所を運営している行政書士です。

 先日、松井先生が当法人の銀座オフィスにお越しになった後に、
「事務所コラムの記事を書いてよ!」
と嬉しいお声がけを頂きまして、このコラムへ記事を書かせて頂くことになりました。

松井先生と初めてお会いしたのは、松井先生が以前、名古屋オフィスの責任者を務められていた行政書士法人で同時期に勤務していた時でした。私はその行政書士法人の東京都内のオフィスに勤務していたのですが、名古屋オフィスでの松井先生のいつでも明るく前向きにご活躍されている姿を、300キロ近く離れていても毎日感じておりました。

今日でも、「名古屋の行政書士」=松井先生というイメージを抱いております。

私から見た名古屋行政書士事務所さんは、お客様からはもちろんのこと、行政機関からも信頼されている事務所です。ご依頼者さんのほとんどが、ご紹介で松井先生を頼りに事務所を訪ねて来られていらっしゃいますし、行政機関からは「名古屋行政書士事務所さんが関与した申請だから安心して審査できる」と事務品質にお墨付きを頂いております。

 さて、私が代表を務めている行政書士法人シグマは、川崎本店と銀座支店の2か所に事務所があり、運輸業・観光業・飲食業の許認可法務手続きを主要業務としております。今年の8月に個人事務所から行政書士法人への法人化を行ったのですが、法人化したきっかけは、個人事務所より法人である方が許認可法務分野では集客がしやすいという市場環境というのもありますが、一緒に組織を大きくしていきたいと思える仲間達と出会えたことが大きいです。シグマは出来てから日が浅いチームですが、明るく・真面目に・コツコツとお客様と向き合うことで、周りの方々からの信頼を育て上げていっております。

 シグマも名古屋行政書士事務所さんのように、地域の方々に愛される事務所にしたいと思っております。松井先生からその為のアドバイスをいろいろと頂きまして、まずは、事務所のロゴ入りボールペンを作成いたしました。出来ることは即実行するのがシグマの強みです。

 行政書士法人シグマをよろしくお願いします!

http://sigma-office.jp/

 

コラム【石橋を叩いて渡る】

行政書士の前田 智也です。
今週も一週間が始まりましたね。
週明けから気合入れて頑張り・・・・・・
あれ?もう金曜日?
あまりの忙しさに曜日の感覚を失っておりました。
大変、失礼致しました。

気を取り直してTake2。

行政書士の前田 智也です。
早いもので週末です。
時の流れは本当に早いですね。
気を抜いていると、あっと言う間に
メリークリスマス、よいお年を、あけましておめでとうって
挨拶してそうです。

さて、今回は名奉行で知られる大岡越前のお話です。
大岡越前が部下を雇いたいと考え、求人をかけていると、
算術の名人であった野田 文三という人が応募してきました。
彼を雇うかどうかを判断するため、面接をしたのですが、
その時に、大岡越前は野田 文三に対して、
「百を二で割ると、いくつになるか」と尋ねました。
すると、野田 文三は、「それでは、そろばんをお借りしたい」と言い、
その場でそろばんを使って計算し「五十です」と答えました。

これを見た大岡越前は、即、採用を決めたのです。
なぜ、大岡越前は即決したのかと言うと、たとえ暗算でできるような
簡単な計算でもそろばんを使って慎重に計算する彼の姿に感銘を
受けたからです。

私も仕事をしていて感じることは、どれだけ些細な仕事でも、
単純な作業でも慎重に行わないと、思わぬところで足元を
すくわれることがあります。

まさに、野田 文三がそろばんを使って計算したように、
どんな仕事であっても、
「石橋を叩いて渡る」姿勢が必要なのかもしれません。

ちなみに、後にも先にも町奉行から大名になったのは
大岡越前を除いては他に誰もいなかったと言われています。
人材登用にも積極的に力を入れていたからこその結果だと言えるのでは
ないでしょうか。

今日はこの辺でお別れです。

前田