コラム【石橋を叩いて渡る】

行政書士の前田 智也です。
今週も一週間が始まりましたね。
週明けから気合入れて頑張り・・・・・・
あれ?もう金曜日?
あまりの忙しさに曜日の感覚を失っておりました。
大変、失礼致しました。

気を取り直してTake2。

行政書士の前田 智也です。
早いもので週末です。
時の流れは本当に早いですね。
気を抜いていると、あっと言う間に
メリークリスマス、よいお年を、あけましておめでとうって
挨拶してそうです。

さて、今回は名奉行で知られる大岡越前のお話です。
大岡越前が部下を雇いたいと考え、求人をかけていると、
算術の名人であった野田 文三という人が応募してきました。
彼を雇うかどうかを判断するため、面接をしたのですが、
その時に、大岡越前は野田 文三に対して、
「百を二で割ると、いくつになるか」と尋ねました。
すると、野田 文三は、「それでは、そろばんをお借りしたい」と言い、
その場でそろばんを使って計算し「五十です」と答えました。

これを見た大岡越前は、即、採用を決めたのです。
なぜ、大岡越前は即決したのかと言うと、たとえ暗算でできるような
簡単な計算でもそろばんを使って慎重に計算する彼の姿に感銘を
受けたからです。

私も仕事をしていて感じることは、どれだけ些細な仕事でも、
単純な作業でも慎重に行わないと、思わぬところで足元を
すくわれることがあります。

まさに、野田 文三がそろばんを使って計算したように、
どんな仕事であっても、
「石橋を叩いて渡る」姿勢が必要なのかもしれません。

ちなみに、後にも先にも町奉行から大名になったのは
大岡越前を除いては他に誰もいなかったと言われています。
人材登用にも積極的に力を入れていたからこその結果だと言えるのでは
ないでしょうか。

今日はこの辺でお別れです。

前田