お困りのベトナム人の皆様へ 日本で様々な事情により困難な状況にあるベトナム人(特に技能実習生や、すでにオーバーステイ状態となってしまった方)のために、出入国在留管理庁、厚生労働省、外国人技能実習機構(OTIT)が、駐日ベトナム大使館が公的なサポートや早期解決に向けて連携しています。 ベトナム人人材を雇用されている企業様、また周囲にお困りのベトナム人の方がいらっしゃる皆さんは、ぜひご一読ください。
1. 技能実習SOS・緊急相談専用窓口のご案内 外国人技能実習機構(OTIT)では、ベトナム語で対応可能なフリーダイヤル(0120-250-168)を設置し、お困りの技能実習生を母国語でサポートしています。 注目すべき点は、「やむを得ない事情により実習先から失踪してしまった方」も含め、現在技能実習を行っておらず、実習の再開や帰国を考えている方の相談を受け付けているということです。一人で悩んだり・SNSで聞くのではなく、不法就労に手を染めたりする前に、まずは公的機関へ相談することを推奨しています。
2. オーバーステイになった方への「出国命令制度」の利用推奨 入管は「不法滞在者ゼロプラン」のもと、摘発を大幅に強化しています。入管や警察に摘発された場合は、施設に収容されたり、刑務所に行く可能性があります。 しかし、違反が「不法残留(オーバーステイ)」のみであり、摘発される前に自ら入管に出頭した場合は、「出国命令制度」を利用できる可能性が非常に高くなります。 【出国命令制度のメリット】 入管の施設に収容されずに(身柄を拘束されずに)帰国できる。通常「5年」となる日本への上陸拒否期間(日本に入国できない期間)が、「1年」に大幅に短縮される。
3. 駐日ベトナム大使館による帰国手続(臨時パスポート)支援 帰国するためには有効なパスポートが必要ですが、失踪中に紛失してしまったり、期限が切れてしまっているケースも少なくありません。 今回の関係機関の連携により、駐日ベトナム大使館・総領事館において、オンライン申請等を通じた臨時旅券の迅速な発給がサポートされます【行政書士からのアドバイス】企業様・当事者様へ
① 当事者の方(またはそのご友人)へ:早期の「出頭申告」が解決の鍵 オーバーステイ状態のまま日本に潜伏し続けることは、精神的にも追い詰められ、不法就労などのさらなる犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。「二度と日本に来られなくなるのでは」と恐れて逃げ続けるよりも、自ら入管に出頭して「出国命令制度」を利用し、1年後に正規のルートで再来日を目指す方が、ご自身の将来にとって間違いなくプラスになります。出頭に不安がある場合は、入管業務を専門とする行政書士にご相談ください。
② 雇用企業・監理団体様へ:適切な労働環境の維持と初期対応 技能実習生が「やむを得ない事情」で失踪してしまう背景には、職場の人間関係や労働環境のミスマッチが潜んでいるケースもあります。万が一、従業員が悩みを抱えていることが分かった場合は、深刻化・失踪に繋がる前にしっかりと相談することが重要です。
外国人の雇用管理や、在留資格(ビザ)に関する複雑なトラブル・コンプライアンス対策でお悩みの企業様は、ぜひお早めにご相談ください。適切な管理と手続きの両面から、皆さんをサポートいたします!
参考資料・出典(出入国在留管理庁ホームページ)
Dành cho người Việt Nam đang gặp khó khăn(お困りのベトナム人の皆様へ)


