コラム【当たり前のありがたさ】

コロナ禍も続き、人との交流が少なくなったのもあるのか、
精神疾患に悩まされる方を多く聞きます。
場合にっては、長期の休職や退職も余儀なくされるでしょう。

本当に疲れた時は、しばし休めばいい。

認知症や闘病生活の介護・看護もそうですが、
本人の辛苦と同じぐらい周りのご家族も大変です。

当たり前に思っていた事や生活が一変します。
良い事も悪い事も永遠に続くわけないんですが、
本当に日常が過ごせることが何よりありがたいか。

私はよく「どうして松井さんは、いつも元気なんですか?」
と尋ねられます。

朝、無事に起きて、一生けん命仕事をできて、
食べたいなーと思うものをいただくことができて、
家族どうにか元気で^^
一日を終えることができるだけで感謝だからです。

困ったことも、人並みに悩みもありますよ(笑)
ただ普段から当たり前のありがたさを
「一日一生」で生きているからです。

辛いことは、みんなで分け合いましょう。
一人で介護や看護は、心身ともに限界がきます。
頼れるものはどんどん活用して、
回復できる時まで支えながら過ごしていきましょう。
終わりがみえないと永遠に続くのかとさえ、
思いますよね。
困ってる、悩んでいる人は中々言い出すこともできません。
何も介護や看護を変わって差し上げることじゃないんです。
うんうんとお話を聞くだけでも、ずい分気持ちも楽になる
事があると思います。

私が人間不信になるぐらい心も体も限界がきそうだった時に、
事務所の入口に貼ってくださってた大好きな先生の名刺に、
「松井先生 何とか、なるものですよ」とあり、
号泣できました。それまで泣くことも忘れていたんです。
しばらく名刺入れに入れて持ち歩いていましたが、
皆さんのおかげさまで、本当になんとかなりまして^^
今は、デスク横に飾ってあります。

困ったり、悩んでいる方は、
近くの人に頼る事もいいんですよ。
私はそう思っています。