コラム【役員という志事】

人は独りでは生きていけませんので、
必ずや社会のどこかに所属しています。
それぞれの役割に応じた団体・会社・グループに在籍します。
人間という生き物だからこそなんでしょうね。
町内会・学校のPTA・老人会・消防団・労働者団体・政党・企業の所属する団体等、
様々な集合体がございます。
皆さんは、そんな中のどんな役員・担当を行っていますか?

今年めでたく合格した新人行政書士さんも観てるかもしれない?!と想い、
今日は行政書士会の役員のお話を。

行政書士業務を営もうとすると強制的に事務所・法人の所在地にある単位会を(各都道府県設置)
通じて、日本行政書士会連合会
に登録が義務づけられています。
当然、入会金やら年会費、単位会では各支部ごとに支部会費も発生します。
→みなさん、報酬を安くしてなんて言わないでね(笑)

私は現在、愛知県行政書士会名古屋支部の副支部長を仰せつかっています。

なかなか名前に恥じぬ仕事をさせていただけるかどうかは別として。
日々行政書士として業務を遂行する以上、微力でも私でできることは
支部にもお返ししなければ、という感謝の決意と
これからの行政書士の職域拡大のためにも、最前線に立つ実務家が意見を反映しなければ
後続する人たちのためにと奮闘します。

隣接士業も同じ構造。
内容は違えども、まだまだ行政書士には改善が必要な組織でもあると
私自身は社会人経験があるため、一般企業とのズレ?!に感慨深く思う場面もあります。

昨今、どの業界も同じ悩みでしょうが、
やはり役員と名の付く仕事は面倒だけでなり手がない。のが実情だそうです。

私たちの業界ではアルアル話なんですが、
もうずっと何年も前から隣接士業にも言われているのは、
役員なんて、○○担当なんて、業務にならない仕事は無視しなきゃダメで、
業務に支障が出るから、分かりやすく言えば忙しいから断るもの
とするものです。

その通りです。だけど、何を生業にしていますか?
忙しいことを理由に断るなんて、開業以来忙しいんですから、
私には理由になりません。
むしろ、忙しくできるのは、先人たちが切り開いてきてくれた力があるからです。
いえば、この業界が数年後も同じようにできるなんて図々しい考え。
役員にならなくたって、ならないからこそできるかもしれませんが、
お金になることには即対応、そうじゃないことには目もくれず、という起業家に
明日はあるのか?と小心者の私はおもいます。
会社員も同じ。自分と同じ仕事しているのに、なんでアイツだけ上司に認められるんだ?
って思う方は、その人なりをみて下さい。分け隔てなく、評価されるか否かで行っていないハズです。

まだまだ書きたいこと、女性の役員職・管理職が増えない理由など、
力説したかったんですが、時間がきました。

どんな役員・いえば仕事でも意味があります。その中で自分が何をできるか。
反対されながらでも要職に就かさせていただけるのは、
私を支えてくれる皆さんのおかげです。

今日から、役員のオファーが来たら即答で快諾できるような人になりませんか。