行政書士の前田 智也です。
月に1回開催されるとある勉強会に昨日、参加させて頂きました。
まだ数回しか出席していなのですが、毎度たくさんの学びを頂いております。
昨日、話があがったものの一つに「IT化」があります。
いまさら「IT」の話かと思われるでしょうが、
いまやどの業界も「IT」を無視しては前に進めない時代に突入しています。
例えば、建設業界のIT化の例をいくつか挙げてみます。
高所作業を行う時に、必要となる安全帯について、フックが危険な状態である時や
安全上、問題があるときにはセンサーが反応し、警告音が鳴る装置や、どのように使用されて
いたかという使用履歴の情報がすべてパソコンに自動的に送信される製品が新しく登場したり、
左官工事の職人が一人前になるには10年かかると言われていますが、職人の高齢化が進み、
なかなか教える人が少なっており、かつ教える側の負担が大きなってきたこともあり、
タブレット端末でベテラン職人のお手本動画を見て、勉強させる仕組みをつくり、
若い職人の育成に活用したり、
大手建機リース会社は、日本全国で稼動している自社の建機が現在、
どこにあり、何の作業をしているか瞬時に把握できるようなデータ通信シテテムを利用し、
稼動率の計算や不具合が生じた時の対応等に利用している、
などなどの事例がたくさんあります。
「IT」は、多くの可能性を秘めており、利便性が向上することは間違いありません。
しかし、いずれはITや機械が人を支配してしまうことも同時に懸念されています。
だからこそ、IT化に後ろ向きであったり、二の足を踏む人が多いのも事実ですが、
あくまで人が行う作業が前提にあって、それをサポートするものがITだという考えを持ち続ければ
ITは決して脅威ではなく、世の中を豊かにするものだと、私は思います。
ITについては、士業も他人事ではありません。
いかにITと共存していくかは、我々にも課せられた課題の一つだと認識しています。
前田