コラム【帰化の許可】

天気の良い週末の名古屋です。

先日、とても嬉しいお知らせがありました。
帰化申請の許可のご連絡です。
法務省の官報を毎日チェックしない限り、
行政書士には法務局から連絡は来ませんので、
ご本人さんやご家族さんからのご連絡が一番です。

本当に本当に何にも代え難い嬉しい瞬間です。

許可までは、様々なケースがあります。
どんなに困難なことがあっても、
もうこれ以上疎明しようがないと行き詰まっても、
国籍取得のこの瞬間の喜びを、
分かち合えると確信して進んでいきます。

今回の許可のお知らせは、
72歳のお誕生日を迎えられた特別永住者
お姉さまです。本当におめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。

とてもお若い方なんですが、
年齢というナンバーでいくと高齢者と呼ばれる世代。
本国書類も日本の書類も整えるのが困難です。

この世代の方の帰化許可手続きは、数多く取り組んでいます。
そして許可を必ずいただいています。
私は自分の父や母だと思っていつもすすめています。
ご苦労された世代、
一緒に泣き、笑い、緊張の面接に付き添い、許可を待ちます。

私が心に染みるのは、
”日本に生まれ、日本で育ち、日本で暮らしてきたので、最後は日本人で死んでいきたい”という言葉。
松井さん、これで選挙に行けるね!って嬉しそうにお話されることが、
私自身の強いエネルギーになっています。