行政書士の前田 智也です。
歩道を歩いていると、直径7~8cmほどの丸い金属プレートを
見かけます。
金属板には「国土交通省」、「公共」なんていう文字が見てとれます。
そして、真ん中には「+」が刻まれています。
これは「街区基準点」というものです。
人口集中地域に設置されており、測量する時に使われる公共の基準点です。
使用の仕方はとてもここでは語りきれませんので割愛しますが。
私は、測量に携わっていた経験があるので、癖で歩いている時についつい
見てしまうのですが、知らない人にとっては存在すら気にしたことがないものだと
思います。
その街区基準点や境界杭に興味を示し、夏休みの自由研究で調べた小学生の
女の子がいます。その子の自由研究は文部科学大臣奨励賞を受賞する程の
仕上がりです。とてもかわいい研究レポートなので機会があれば見て下さい。
そして、意外と勉強になります。
子どもの着眼点はすごいです。
私が子どもの頃なんてポケモンの名前は151匹すべて言えましたが、
境界杭は大人になるまで知らなかったです。
「じめんのボタンのナゾ」とインターネットで検索すれば京都土地家屋調査士会が
自由研究の内容を公開しています。ご参考までに。
ちなみに、土地家屋調査士会で販売しているのかわかりませんが、
「杭を残して悔いを残さず」って書いたジャンパー、あれ好きです。
法務局で見かけると、微笑んでしまいます。
前田