コラム【日本の宝】

行政書士の前田です。

8月に入りました。
名古屋の気温はついに38度を超えましたよ。
ベタなこと言っていいですか?

体温より高いんです。」(笑)

 

・・・・・さて、気を取り直して。
世界の治安の良い国ランキング2015が発表されました。
(イギリスの某新聞社による発表)

日本はなんと、1位!!!!!
嬉しいですね。FIFAランキングより、高い評価ですよ。

そんな平和な日本に直結する衝撃のニュースが取り沙汰されていましたね。
「武器輸出企業に政府が税金を投入して資金援助する方針を
固めたそうです」

理由は「経済のため」だそうです。

武器輸出三原則はどこにいってしまったのやら。
そのうち非核三原則も忘れられてしまうのでしょうか。

8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下された日であり、
8月15日は、終戦記念日です。
8月に入り、戦争を考える番組も数多く放送されています。
海や山へ行く計画を考える労力と同じぐらい
今一度、戦争について考え直してほしいものです。

どうか世界ランキング1位であり続けますように。
切に願うばかりです。

最後に法律家らしいことを一言。
憲法は、一体誰を拘束しているのか?
答えは国家です。
国民ではありません。

政治哲学者のトマス・ホッブスは自身の著書
『リヴァイアサン』で、国家はリヴァイアサン(旧約聖書に出てくる
海の怪物)だと言っています。つまり、国家は怪物だと言っているのです。
しかし、国家がないと、今度は『無秩序=ビヒモス』という怪物が現れると
表現しています。だから、無秩序に立ち向かう怪物リヴァイアサンを
憲法という鎖で国民が縛っておかなければいけないのだそうです。

これが、憲法と国家の関係です。

国家が憲法の解釈を勝手に変えて都合のいい政策を進めているのは
誤っています。

「ねえねえ、この鎖って本当に私を縛っておく意味あるの?」と
リヴァイアサンに聞かれて、
「確かに意味ないよね。好きにしちゃってよ。」と国民が賛同している状態です。

そろそろ、リヴァイアサンの鎖がはずれかけているのではないでしょうか。

前田