コラム【官公庁との人間関係】

行政書士の前田です。

最近は本当にコラムをさぼり続けており、すみません。
なんで最近、書いてないの?という声をたくさん頂いて、
嬉しさと同時に職務怠慢だと実感しています。

さて、我々、行政書士の仕事で不可欠なのは、官公庁の方々との
人間関係です。
最近は、とても親切なことに手続の手引きや申請書類のひな形がインターネット
簡単にダウンロードできるため、手引きどおりに申請書類を作成して、
書類が全部揃ったら、申請窓口に持っていけばいいのですが、
実際にはこんなに簡単にはいきません。

一人一人のクライアント様によって、ご事情がそれぞれあり、
すべてが手引きどおりにいくことなんてありません。
だからこそ、官公庁の担当者と打ち合わせをして申請に向けて
積み上げていくことが大切になります。
クライアント様と官公庁との間に立ち、手続をスムーズに進められるような
橋渡しをすることこそ行政書士に求められている職責だと感じます。

なので、官公庁の担当者と何度も接しているうちに、信頼関係も構築されていきます。
何十、何百と毎日、申請書類と向き合っている官公庁の方々の目線に立てば、
書類をきれいに仕上げて、決められた書類を的確に揃えるような行政書士に対しては
信頼をおいてくれます。

幸いなことに各官公庁の方々と良好な関係を築けているのは、
まじめに書類作成に取り組む姿勢の賜物と自負しています。

今年も4月を迎え、とてもよくしてくれていた担当者が部署移動になり、
寂しい思いをたくさんしました。
ただ、その担当者も新しい部署で違う形できっと誰かの支えになっていることと
思います。

また、新しい担当者と信頼を築いていこうと決意すると同時に
今までお世話になった担当者の方に感謝申し上げます。

益々のご活躍をお祈り申し上げます。

前田

お知らせ【5月25日(水)松井終日不在:浜松出張】

ありがたい事に静岡へもお邪魔させていただいております名古屋行政書士事務所です。

法務局支局入国管理局出張所にとお邪魔させていただきます。
本来ならお隣の豊橋支局にも一緒に向かいたかったんですが、
残念ながら申請者さんの帰国が間に合わず・・・・。

新幹線から見える浜名湖がとってもきれいなんです^^

お留守にしますので、事務所突撃は要注意ですよ!

 

お知らせ【帰化の許可情報】

お買い物に行くと、「くまもん」のシールが貼ってある商品を
熊本復興支援にと優先的に選んでいます。
家にくまもんがいっぱいになってきました。

帰化許可申請が進み、そろそろ許可はどうなっているのかな?

という場合は、

法務省の官報をご覧ください。

HPで検索できます。

日本国に帰化を許可する件(法務二三七)

というところに許可の場合は掲載されますので、
申請者のみなさんも一度、チェックしてみてくださいね。

コラム【プロフェッショナル】

行政書士前田 智也です。

NHKのプロフェッショナルという番組がとても好きです。
様々な業界のプロフェッショナルが登場し、プロゆえの苦労、
信念、考え方を密着しながら、プロの素顔を垣間見せてくれる番組です。
番組の最後には、必ず密着している方に
「あなたにとってプロフェッショナルとは?」という質問をしますが、
おもしろいぐらい皆様それぞれの定義があります。
興味のある方は、ぜひ見てみてください。

かく言う私も1円以上書類作成によって報酬を頂いているため、
書類作成のプロと自負しています。
私の携わっている仕事は、はっきり言って本人でもできることです。
自分で作成しようと思えばできることをお手伝いしています。
だから、誤解されがちなのですが、自分でもできる手続きに
高いお金を払って専門家にお願いするなんてもったいないと
思われてしまうことがあります。

確かに、インターネットに申請書のひな形があって、必要な書類が
ホームページに掲載されていれば、できそうな気がしますよね。
確かに、その通りです。

でも、よく考えてみて下さい。
手続には必ず法律という根拠があります。手続きの方法や
必要書類が法律に定められているはずなのです。
その根拠を知らずして、ただホームページに書かれた必要書類を集めて
申請すれば、行政庁に思いがけない指摘をされることがあります。
そして後戻りできなくなることがあります。

だから、私たちは、なぜその書類が必要で、何の確認のために、
用意すべきなのか、根拠となる法律まで勉強して手続きをお手伝いしています。
書類を作成する「作業」だけを行って報酬を頂いているのではありません。

そこに私たちの存在意義があるのだと思います。
自分で手続きをする前に一度、考えてみて下さい。
私たちは、皆様の味方です。

前田

 

コラム【経営・管理ビザの難しさ】

名古屋行政書士事務所ではたくさんの「経営・管理」ビザの
ご相談からはじめ、取得を行っています。

就労ビザの中でも学歴要件・実務経験等はなく、
まさに経営者のビザです。

事業を確立されていて、経営に問題がない申請者は別として、
やはり外国で事業を経営していく難しさは、
私は日本人ですが、一経営者でもありますから本当に大変ですね。

この「経営・管理」のビザを取得する際は、
どのように日本で事業を行っていくか、
事業計画書に盛り込んでいきます。

皆さんもお分かりの通り、
事業計画書通りになんていかないのが経営です。

日本語としては、正確ではないんですが、
仮に初回はスムーズに本VISAの許可がもらえたとしても、
更新できるかというところまで、しっかり考えてご案内しています。

悩ましいですね。

事業自体は経営者が行うしかありません。
それは、日本人の経営者と同じです。

苦労して取得したビザも、経営者さんの力量にかかる。
でも心から応援したい。がんばって数字が出せないのにこれ以上頑張って!って言えない自分も内心います。

入管法書いてあることを告示や通達も含めて何度も何度も繰り返して読みます。
本当に今は厳しくても必ずや経営が軌道に乗り、堂々と更新申請できるように、
経営・管理ビザを取得した以上、全力で応援していきます。