行政書士の前田智也です。
様々なご縁から、先月より建設業者様が主催されている経営の
勉強会に参加させていただくことになりました。
経営の勉強といっても、経営者の方々だけに必要なことを
学ぶのではなく、もっと広い範囲で「仕事とは?」「人生とは?」といった
具合に様々な観点から勉強させていただいております。
昨日は、帝京大学のラグビー部が題材にあげられておりました。
異例とも言うべき、大学選手権7連覇中の帝京大学ラグビー部ですが、
ここまで強くなったのには、ちゃんとした理由があるそうです。
それは、「人間力」を高めることができたからだそうです。
人間力が高まれば、ここぞという時に冷静な行動ができ、
いつもの自分の力が発揮できるようになるのです。
逆に人間力が弱ければ、窮地に立たされた時、
右往左往し、怖気づき、いつもの実力が出せなくなるということです。
では、人間力を高めるために何をしたのか?
筋力とか技術を高めることもとても大切ですが、それだけでは人間力は
上がりません。
聞けば、とっても簡単なことなのですが、
「整理整頓をすること」、「挨拶をすること」、「掃除をすること」です。
これらを部員に徹底させたそうです。
当たり前のことを当たり前に自然と行える、
これが人間力を高める秘訣だそうです。
また、監督は10年かけて体育会系の文化・伝統を変えることにも
尽力したそうです。
具体的には、下級生が掃除をしたり、雑用をこなし、
上級生が威張って下級生をこき使う伝統を一新しました。
上級生になればなるほど仕事が増えていくシステムにし、
洗濯・食事・掃除は上級生の仕事にしたそうです。
するとどうなるか?
下級生は上級生に対して、「服従から尊敬」に変わるのです。
振り返ってみると、当たり前のことを当たり前にできない人が
意外と多いと実感します。
私は、どれだけ仕事ができても、
知識が豊富でも基本的なことができていない人に対して評価もしなければ
尊敬もしません。そういう意味では、人間力というものを見ているのかも
しれませんね。
昨日の勉強会では、とても、いい勉強をさせて頂きました。
よいものはたくさん取り入れて、継続していきたいものです。
前田