コラム【仕事と業務とそうでないことの境界線】

行政書士事務所を開業してから一貫して変わらないこと。

それは、毎日たくさんいただくお困りごと、いろんなお誘い、声かけを、
「これは仕事になるから、なるかもしれないから?、親身になってきく」
「これは仕事にはならない、業務にもならないから適当にお断りする」

というスタンスは、今までもこれからもゼロです。
仕事や業務になるから、飛んで駆けつけるなんてなく、
やはり目の前のお困りごとや私自身によかれと思ってお声をかけてくださった皆さんに、
全力でお応えする。いつでも変わらないスタイルです。
きっと縁合ってたくさんの方たちにお会いできたのも、そんな境界線を持っていないからだと
心から実感しています。

例えばどんなこと?といえば、
子供会の会長から^^小学校の読み聞かせ要員、なんかの偉い人の講演会の人員や、
人数集めの怪しい?!会合の決起大会まで。それがダメとかでなく私がどうするかが大切です。
その人間関係の中で学ぶことが何よりも大きい。行動にすべて答えをもらえます。
これだけ協力しましたから、仕事をくださいよっていうのではなく、
選ばれる、ここぞ一番の時に思い出してもらえる行政書士になれるかどうかだと思います。

時にスタッフに謝りながらもお引き受けすることなんて、
私本人の自覚がないだけで、
困ったときに松井の顔を浮かべてご連絡してきていただいた以上、
解決することが何よりも最優先。

意外に業務範囲が広い、開業当初から雲をも掴む行政書士業務だけにこのスタンスが功を奏しているかもしれません。

結論は境界線を分かっていないというダメな代表かもしれませんが、
各士業の境界線=業際と呼ばれるものは誰よりも守る行政書士なので、
どんな難解なご相談が来ても、心強い仲間が快く引き受けてくれる。
自分一人の力なんて全くないんですね。

これから開業しよう士業の方、開業してもなかなか上手く行かないなーって悩んでいる先生方、
まだまだやれることはたくさんありますよ。ご参考になれば、幸いです。

そして、いつも気を遣ってご連絡をくださる皆さん、安心してください、
どんなお困りごとでも全く問題ないですから。