コラム【他人の財産も自分のもの?!】

法律家あるあるではないですが、
たとえ遺言書で書いてあったとしても、
その方が亡くなって初めて遺産分割や相続手続きが開始されます。

インターネットが普及してからというもの、
自分の権利主張ばかりする人が横行しているのでは?と時折文句を言っておりましたが、

最近のお問い合わせは耳を疑うものも多くなりました。

法律家松井の以前に、人間松井としてカウントすれば、
この種の電話をかけてくるのは、仮に財産を頂こうとしている人の介護やケアはまったしていない人が8割強。

なんにもしたくないけど、血縁だから肉親だからと楽して調べに調べて連絡してくる。
挙句の果てには・・・・って内容も大げさでなくて本気でかけてきますからね。

そんな人たちには、「誰にも身近に寄り添って、熱い情熱の行政書士、松井!」とHPに書いてあるのを観て!
なんて平気で言ってのけて電話かけて来るんですけど、
たぶんその人は悪くない、自分の目の前にいる困っている肉親にも手もかさず欲しいものを解決してくれるのが法律家だと
本気で、名古屋行政書士事務所には一番タブーなのに、勘違いしてかけてくるんです!
あなたが勝手に身近でいたいんであって、私たちはNGですよと。法律家をなめるなよ、という前に人としてちゃんとしなさい!と最近母ちゃんみたいに話している時があります。

目の前に相続できそうな財産がある方で、思うようにいかないなんて思うおたんこなすさま。
自分にでなく、目の前のその方に時間も労力も財産もすべて使って差し上げましょう。

財産はもともと自分のものでないんですから。
図々しく自分の権利?ばかりいうのはいい加減みっともないですよ。