コラム【子どもの貧困対策法】

今日は雨の関東です。
名古屋を留守にしてお手数をかけたみなさん
張り切って帰りますので、今しばらくお待ちくださいね。

先日国会で子どもの貧困対策法案が成立しました。
子どもが大好きで、社会の財産だといつも話す私は、
生活環境によって進学や就職に影響するようなことが
ないように法整備していくことは大切な役目だと思います。

そんな私ですが、
今回は何か根本的なことが欠如しているんでないかと違和感を感じました。

子どもたちの環境を整えること自体になんら異論はありません。
むしろ他の社会保障面でも行き届かないところが多いです。
大切な一歩だと思います。

ただ決して恵まれた環境で学生生活を送れたわけでない私は、
家庭状況によって進学に人一倍苦戦しても、こうして大好きなことを
仕事として行政書士を邁進できることも、
何一つ無駄ではなく、むしろ今も私の原動力であり、感謝であり、
いろんな困難があるからこそ得られる大きな喜びもあります。

私たちが学生の頃の大学進学率は、
今の子供たちとは大きく異なります。低かったです。
家庭環境によって大学進学を断念せざるを得ない学生もたくさんいました。
決定的に違うのは就業先の数、受け入れる企業側の変化も一端にあるのではないでしょうか。

どんなに子供たちに学業の場がチャンスがあったとしても、
その先の社会が就労支援を声高に言っているようでは追いつきません。
母子支援もしかり。
母ちゃんが一生懸命働いても社会的競争力にはついていけないなければ、
どんなに素晴らしい法律が運営されても根本的な環境の是正にはならないんでないかと
感じました。

女性が生き生きと働きやすい社会、介護も看護も子育ても、
みんなで支えあっていけるような事務所をまずは自分でやっていこうと動き出しています。