コラム【謙虚さの大切さ】

お付き合いのある経営者さんをはじめ、
著名な方から、駆け出しの士業まで。
仕事柄幅広い業界の方々と年齢層の方ともお会いする機会がございます。

成功される方や、いつも周りに人が集まる方の共通点は、
いつどんなときでも謙虚であることは違いありません。
小さなことでも心配りができ、いつも感謝の言葉があふれています。

周りの方が成功者として寄って行かれても、
謙虚で実直な方は、瞬時に見抜いておられます。

これまた不思議な事に、出来てない方の共通点は、
自分の行った業務(仕事)はすべて自分の力、結果に結びつかなかったのは、
運や周りや(ひいてはこの世の中まで^^)が悪いと聞いているこちらが恥ずかしくなるものばかり。
地に足つけて志事をしていたら、そんなおごった言葉も言わないにしても態度にも出てきません。
ある程度習得したら、その業界に慣れてしまったら、成功と勘違いして、改善・よりよくとならなくなってしまうんでしょうか。

残念ながら、私の周囲にもそうしてたくさん辞めて行った先生やスタッフをみました。
行政書士業界が悪いんじゃない、時代に合わせて変化し続けないと、その努力を怠るとついていけなく、選ばれなくなってしまうんです。

これはここ数年のお問い合わせのいい歳した大人にも言えます。

「私が困っているんだから、タダで調べて教えてくれて当然」「こっちが聞きたい内容だけ教えてほしい」と
どれだけ個人尊重の時代になったんでしょうか。恥ずかしくないんでしょうか。
ウチはボランティアじゃないんですけどと言わなきゃ分からない、ひどいと逆切れまでしますよ。情けない世の中です。

どんな状況でもお尋ねする際には謙虚になって聞くことが、
相手の貴重な時間をいただく以上、最低限必要なマナーだと大切に思います。