コラム【国籍法】

行政書士の前田 智也です。

突然ですが、日本人の方に質問です。
「あなたは日本人ですか?」と聞かれたら何と答えますか。

まあ「はい」と当然答えると思うのですが、
その根拠の説明がなかなか難しいですよね。

国籍法にはこのように規定されています。

国籍法第二条 子は、次の場合には、日本国民とする。
    一 出生の時に父又は母が日本国民であるとき。

全員ではないですが、たいていの日本人はこの規定で日本国籍が付与されます。

ちゃんとした根拠が存在するわけです。
法律家になるまで考えたこともなかったですね。
日本で生まれたし、日本人でしょ。ぐらいにしか思ってませんでした。

当事務所では日本国籍を取得する帰化許可申請をたくさん
お手伝いさせて頂いております。

国籍法の条文には帰化の要件が書かれているわけですが、
帰化をしたいと思う人たちの方が日本人よりもよほど国籍法を
よく読んでいるのではないでしょうか。

日本人である以上、一度は国籍法に目を通してみてはいかがでしょうか。
会社法のように読んでいる途中で六法を投げたくなるほど、難解ではなく、
他の法令よりも読みやすい条文ですのでご安心下さい。

わたしも社会に出るまで読んだことがなかった人間なので
えらそうなことは言えませんが(笑)

前田