行政書士の前田 智也です。
2014年ににわかに騒がれていたちょっとほっこりしてしまうような
ニュースがあります。
鹿児島県の某電設会社が高校を卒業したばかりの若者を
新卒で採用したという何気ないお話です。
彼は高校に通いながらガソリンスタンドでアルバイトをしており、
毎日のように給油にくる電設会社の車を見て、車内がいつも整理整頓
されている事に気が付いたそうです。工事業者ですから工具やら部材やらで
物はたくさん積んであるにもかかわらずです。
そんな彼は、意を決して、いつも給油に来る従業員に声をかけました。
「御社は高卒でも採用していますか?」
そんなことを聞いてくる人は珍しいので、その話はすぐに社長の耳に入り、
異例の採用面接を行ったそうです。
彼は、母子家庭であり、絶対に地元で就職したいと考えていたところ、
整理整頓がされている電設会社の車をガソリンスタンドで毎日のように
目にし、この会社に就職したいと強く思ったことを面接で伝えました。
そして、彼は高校卒業後、その電設会社に就職が決まったそうです。
縁ってすばらしいですね。
このお話は様々な教訓を私たちに与えてくれます。
私も見習わなくてはいけません。
前田