プライベートの携帯に知らない人からの着信。
私の開業当初は、プライベート電話と固定電話でスタートしていた。
その当時のお客さんかと電話に出たら、
「ご無沙汰してます、札幌中央市場の○○です」と元気な若い女性の声。
札幌にお邪魔する際は出掛けていたこともあり、
細かな店名までは覚えていないけど、聞けばカニが例年以上に豊漁で、
イベント祭りでは売り切れず、リピーター顧客へ直接案内していると説明された。
大変な時期を乗り越えた北海道、叔母と従姉も暮らす網走、
ロシアの侵攻で輸入できない状況が続いている等、
元来、おせっかいでほっとけない性格だから、
もうこんな話には、お役に立つならと子どもたちがカニを
嬉しそうに食べる顔まですでに浮かんでくる。
よし、どれぐらいのタイミングで(GWのこどもの日?とか)
送ってもらおうか、と考えた瞬間、
電話の向こうに無数のオペレーターの声がわずかに聞こえた。
え?中央市場の活気の中から電話かけてきてたんじゃないの?
ん?もう一度、店名聞き直そうか。人の思い込みや決めつけは要注意!
ってわたし、北海道から送る時は決まったところしかないし、
なんなら叔母に頼むし(水産加工会社で長年勤務)、
で、で、よく考えたら、カニが足りないからロシアから輸入してたのに、
豊漁なら通常よりは高値で市場に出られずはず。。。
もう購入でほぼまとまっていた電話だから、
元気な女性もガッカリ。
私の名簿などないはずと確認すれば、
応答マニュアル集でもあるのか、苦しい?回答の裏にはオペレーターの声が響いていた。
私だから防げたのではない。
私は、お恥ずかしながらスグ人を信用する節もある。
だから自分でクーリングオフも手続きした経験もあり。
ただ困った時はお互い様、の日本人の親切な心につけ込んでくる業者、
目先のことしか考えてない事業者の存在も事実。
電話の向こう側にある、顔も知らない女性の一生けん命話す姿が
心の底から本当なのか、そうでないのか、だまされた分だけ賢くなってきたのか?
っていう気がしました(笑)
今日は一日雨の名古屋、素敵な週末をお過ごしください。