コラム【バレなきゃいいのか!?】

あったかくなって上着の忘れ物を連発してしまう
名古屋・東京行政書士法人松井です。

今日は在留資格についてのお話。
外国人がまだ身近でない皆さんには、ビザの内容と言った方が
親しみやすいですかね。
それぞれの国で外国人が働く場合、
就労ビザ(Work Permit)が必要です。
日本にも種類はあって、業務内容や制限があります。

例えば、大卒で文系の学位を持っていて、
就職先では、通訳・翻訳業務がスタンダードですが、
ビザを取得する時は、
通称ホワイトカラーと呼ばれる業務をします、と言いながら、
工場で働いていたり、倉庫で作業を行っていたりするケース。

ようは、入管への申請と実態が違っているという事。
これって不法就労なんだよ。立派な犯罪なのに。
四六時中、通訳業務がある人ばかりじゃないけど、
業務の割合や程度の問題。
いっちばん腹立つのが、
行政書士がその申請を行っているケース。

ただ悪いことを業としてやっていることを
怒っているんじゃない、そんな事思ってもムダ。

私は、大切な人の人生を預かるからこそ、
その会社や、外国人のみんなの事を
なんだと思っているんだ!と無性に腹が立つ。
中には経営者自ら人手不足で虚偽の申請を
望んでくるケースもあると思う。
その会社は不法就労助長罪となってもしょうがない。

たまたま見つからなかったのは、運が良かっただけで、
単純労働とよばれる業務は、
特定技能他、多くの職種でできるようになった。
ちゃんと学歴ある外国人を日本人と同じもしくは同等以上の地位に、
日本の法律で守るためと彼らには説明する。
日本の本当の良さ、公平さに目に輝きが戻る。
反省している人はまだ救いがあるが、

不法就労をさせているケースでは、

ウソをついて業務をやらせる、入管から電話がかかってきたら、
申請書に書いたヤリもしない業務を説明すればいいんでしょ。

みんな、やってるから。
行政書士が適当に書いて出してくれたから。

なんだそりゃ、だからなんだよって言ってあげたい。
バレなきゃいい、とかそんな次元じゃない!

いつも来社してくれる外国人には伝える。
許可を取るだけが行政書士じゃない。
この先の人生も、これからもしっかり考えてるから
時にはめちゃくちゃ厳しい事もハッキリ言う。
バレなきゃイイなんて、もうやめようぜ!

いつも紹介してくれる、あるネパール人
行政書士:松井ゆかは、
「口は悪いし、怖いけど、必ず許可とってくれるんだよ、
他所よりちょっと高いけどね、ホントは優しい人」
(笑)うれしいんだけど、ビミョーだわ。

よいGWをお過ごしくださいね。